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AWSをマレーシアで運用するメリット・デメリット
【AWSとは】
AWSは「Amazon Web Services」を略した名称で、Amazonが提供している、175以上のクラウドコンピューティングサービスの総称です。現在、世界中で最も利用されているクラウドインフラサービスと言われています。AWSの導入を検討していること、よく耳にしませんでしょうか。しかし導入にまで至っていない理由のひとつが、AWSのメリットについて、いまひとつわからないということがあるのかもしれません。その次に、導入を開始するためにどこから手を付ければ良いか分からない方が多いでしょう。
まずはマレーシアで運用するにあたり、AWSが提供する具体的なサービス、メリットとデメリットについて簡単に紹介します。
クラウドサービスとは?
「クラウド」と「オンプレミス」の違い
クラウドとは、インターネットを通じてサーバー・ストレージ・データベース・ソフトウェアといったコンピューターを使った様々なサービスを利用することを指します。クラウドコンピューティングでは、社内にサーバー機器を設置することなく、手元に1台のPCとインターネットに接続できる環境さえあれば、サーバーや大容量のストレージ、高速なデータベースなどを必要な分だけ利用できることです。
対してオンプレミスサーバーでは、物理的なサーバー機器を購入し、数週間を待ちながら設置するスペースも確保しなければなりません。使いたいサーバーだけではなく、ネットワーク機器、回線速度、セキュリティなどを考慮しなければいけません。一方で故障、資産管理、盗難、経年劣化、新しい技術に追いつかないことによる機能低下などなど煩雑で手間がかかります。
AWS導入のメリット
価格(初期費用 / 従量課金 / 透明性)
サーバーなどのリソースを初期費用なしで利用できます。従来のオンプレミス型と違って機器の購入の必要がありません。ランニング費用は固定でかかる月額費用はなく、従量課金でデータ量などで無駄なく使った分だけの月々の請求になります。またその価格はAWSのウェブサイト上で公開されていますので、透明性の高い価格設定となっています。
すぐに利用できます(拡張性 / サイジングからの解放)
リソースが不足になってもハードウェアの購入が不要で必要な分だけ24時間いつでもオンラインでリソースを拡張できます。また必要な分だけ追加することで、システムに余裕を持たすためのサイジングから解放されコストパフォーマンスを最大化できます。
最先端の技術をいつでも利用可能
現在、AWSでは175を超えるサービスを提供しており、随時年間1000回以上の機能改修も行われています。国や地域にかかわらず、「機械学習」や「IoT」など常に最新の技術を使ったビジネスツールとサービスを構築できます。
高いセキュリティ
クラウドサービスの利用するにあたり、データを社内のサーバではなく、クラウド上に保存するため、データの漏洩が心配される方が多いでしょう。
AWSは2006年のサービス開始時から、ISO 27001認証や、Payment Card Industry(PCI)データセキュリティ基準(DSS)のレベル1サービスプロバイダとして認定されており、50種類以上のコンプライアンスプログラムを通じて最高レベルのセキュリティとプライバシーコンプライアンスを実現しています。
AWS導入のデメリット
変動するコスト
AWSは前述のとおり、従量課金制になります。アクセス数やデータ利用料によって費用が変動するため、毎月の費用が読めないという問題が発生します。また誤操作で有料サービスを有効化してしまったり、必要なくなったサービスを無効化することを忘れたりすることで、料金が加算し続けられます。
保守運用の自由度が低い
AWSはサービスの機能強化や改善、脆弱性への対応のためメンテナンスやアップデートを行っています。しかし、メンテナンスでインスタンスや一部のサービスが停止することがあります。またメンテナンスのスケジュールは完全AWSの都合でお客様の事情に合わせて柔軟に調整することはできません。対しては、オンプレミスサーバーの場合、メンテナンススケジュールや保守の運用に自由度があります。
相応のノウハウが必要
現在サービスや175種類を超えており、さらに増えていくことが予想されています。利用目的に対して、何が最適かを判断することから、相応のノウハウが必要となります。またAWSはインフラのみを提供しており、何か問題や分からないことがある時は、ご自身で調べたり、トラブルを対応する必要があります。
弊社の強み
十分な実績
弊社では、日本で20年以上、ホスティングサービスを提供してきた知識・経験・ノウハウがございます。マレーシアでも9年以上、同サービスを提供しており、マレーシアの状況・環境も十分熟知しております。
物理サーバ・クラウドサーバにこだわらず最適な提案が可能
マレーシアでは、社内にIT部門がなく、サーバの利用目的に対して、クラウドサーバが適しているのか、物理サーバが適しているのか、そこからわからないという企業様も多いが現状です。
弊社では、物理サーバやクラウドサーバにとらわれず、お客様の課題・利用目的・ゴールに対して、最適なソリューションをワンストップで提案・構築・運用・保守することが可能です。またAWSに限らず、他のクラウドサービス(マイクロソフトAzure、Google Cloud Platformなど)との併用・連携、いわゆる「マルチクラウド」の設計・構築も提案できます。
コミュニケーションの壁なく、1から10まで全て弊社にお任せ頂くことは可能
弊社は日本人メンバー、ローカルメンバー、日本人エンジニア、ローカルエンジニア、国内外のパートナーを通じて経験豊富のチームを組んでおります。多言語の対応はもちろん、それから設計から構築、運用保守まで、多数の業者(クラウド、ホスティング、日本国内IT部門、現地IT担当者、通信会社、SI会社などなど)とのコミュニケーションを弊社にて取りまとめ、一本化した連絡・連携窓口で円滑にシステムの導入を遂行させて頂きます。全体のスケジュール管理及びベンダーマネジメントも実施致します。
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