導入事例

課題

• 災害時（火災、盗難）のリスク対策
• MCO対策（在宅ワーク）
• 老朽化したサーバーのリプレース
• メールサービスの安定性
• IT関連対応スタッフの兼務状態

背景

• サーバールームにて数台のサーバーが稼働している状態であったが、盗難対策や火災など万が一の場合に対する備えが出来てなかった。
• 稼働しているサーバーの殆どがメーカー保守期限切れの状態であり故障が発生した場合の対処方法なども未策定の状態であった。
• データバックアップに関しても整備された状態ではなく、データ復旧テストも未実施の状態で万が一の際、データが正常に戻るのかの保証が無い状態であった。
• Covid-19によるパンデミック対策により行動制限の状態になり、オフィスに行けない状態が発生。リモート対策も不十分で実質オペレーションへの大きな影響があった。
• 従来利用していたメールサービスが不安定であり、メールの送受信エラーが多発する状況であった。またこれらに対するプロバイダーからの対応も満足のゆくものではなかった。
• 日常的に活用していたMicrosoftオフィスのバージョンが不揃いでありライセンスの管理も徹底できていなかった為、これらの課題改善も併せて検討する事となった。
• このような状況の中、ITに関する専任担当者が不在であり、PCに詳しいスタッフ１人が日々発生する様々なIT関連事項に対応している状態であった。

ソリューション

• クラウドバックアップ (Acronis Cloud Backup)
• MS365への移行
• 仮想サーバーへのマイグレーション
  ファイルサーバー　→　OneDrive/SharePoint
  ActiveDirectory　→　仮想サーバー
  アプリケーションサーバー　→　仮想サーバー
• IT運用サポートのアウトソース（FSMY Office IT Support & Service）

インテグレーション期間

• 仕様確定～基本設計、機器選定（１カ月）
• 機器調達（２カ月）
• サーバー設定（２週間）
• MS365マイグレーション（１カ月）

※仮想サーバー移行とMS365マイグレーションは平行して進捗しました。 トータルで３カ月間という短い時間で移行完了、その後運用保守フェーズへ移りました。

効果

• 行動制限（MCO）期間中の在宅ワークが可能となり、クラウドサービスを通じた日常業務がスムーズに行えるようになった。
• オンプレミスサーバー（AD、アプリケーションサーバー）のスケジュールバックアップ（毎日）が稼働しており、バックアップのステータスに異常が発生した場合、アラート通知を発報し速やかな対策がとれるようになった。
• 最新のオフィスソフトを活用し、バージョン不揃いによるデータ取り扱いの煩雑さから解消された。
• メールサービスをExchange Onlineに移行した為、安定したメールの送受信が行えるようになった。
• ITヘルプデスクを弊社にアウトソースいただく事で障害発生時の問題解決までのリードタイムも短縮され本来業務に集中し業務効率の向上にも繋がっている。
• ITヘルプデスクの月次レポートにより将来的なIT投資、改善するべきポイントなどを分析する為の見える化が行えている。